桜を見る会、首相枠1000人 「推薦 意見言うことも」

政治
2019/11/20 10:45
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菅義偉官房長官は20日の衆院内閣委員会で、首相主催の「桜を見る会」に関し、安倍晋三首相が招待者を推薦できる枠が1000人程度あったと表明した。首相は参院本会議で「私自身も事務所から相談を受ければ、推薦者について意見を言うこともあった」と明らかにした。

参院本会議で答弁する安倍首相(20日午前)

参院本会議で答弁する安倍首相(20日午前)

一方で首相は「最終的に内閣官房、内閣府でとりまとめた。当該プロセスに私は一切関与していないことから『公職選挙法に抵触するのではないか』との指摘は当たらない」と述べた。共産党の紙智子氏が無料で酒などを提供することが公選法の禁じる買収にあたるのではないかと指摘したことに答えた。

首相は「これまでの運用については大いに反省すべきだ。今後、私自身の責任で、招待基準の明確化や招待プロセスの透明化を検討し、予算や招待人数を含め全般的な見直しを幅広く意見を聞きながら行う」とも語った。立憲民主党の那谷屋正義氏への答弁。

菅氏は共産の宮本徹氏への答弁で、招待者約1万5000人の内訳を公表した。各界の功労者や勲章受章者が約6000人で、自民党関係者の推薦が約6000人、首相の推薦が約1000人、副総理や官房長官らの推薦が約1000人だった。このほか「国際貢献、芸術文化などの特別招待者、報道関係者、公明党関係者、元国会議員」らが約1000人だったと説明した。

内閣官房によると、首相事務所が参加希望者を募る際、安倍昭恵首相夫人からの推薦もあった。菅氏は招待枠の撤廃を検討する方針をすでに表明している。

菅氏は各省庁による桜を見る会の推薦者名簿について、廃棄されていないものは公表する方針を示した。時期は「できるだけ速やかにしたい」と語った。国民民主党の奥野総一郎氏への答弁。

立憲民主党の安住淳国会対策委員長は20日、国会内で記者団に「公費を使った桜を見る会を自民党、首相の選挙運動に利用していたことがはっきりした」と強調した。

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