東京駅と新宿西口駅で実験 五輪テロ対策の危険物検査

2019/11/20 9:14
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国土交通省は20日までに、2020年東京五輪・パラリンピックに向けテロ対策を強化するため、JR東京駅の新幹線改札と、都営地下鉄大江戸線新宿西口駅で危険物検査の実証実験をすると発表した。都心の乗客が集中する駅で利用客の動線への影響や、どの程度受け入れられるかを探る。

東京メトロ霞ケ関駅で行われた乗客の危険物所持を調べる検査の実証実験。改札機付近に設置したボディースキャナー(中央)で人や物が発する電磁波を検知する(3月)=共同

同省は東海道新幹線車内で発生した2015年の放火事件や昨年の殺傷事件などを踏まえ、駅や電車内の安全性確保策の検討を進めており、実験は今年3月の東京メトロ霞ケ関駅に次ぐ第2弾。結果を鉄道事業者と共有し、検査導入への環境整備をしたい考えだ。

国交省によると、東京駅では12月4日、新幹線と在来線との乗り換え口で、爆発物を探知する訓練を受けたラブラドルレトリバーとビーグルを配置。犬を操るハンドラーや警備員とともに改札機周辺や、窓口や券売機の列を巡回する。

新宿西口駅では、JR新宿駅方面とつながる改札で11月25~28日に実施する。3月の霞ケ関駅と同様、人や物から自然に放射される電磁波で衣類の内側に隠し持った危険物を検知できる「ボディースキャナー」を設置。模擬の危険物を持ったエキストラを離れた場所の検査用スペースまで誘導する。一般乗客が通過するかどうかは任意とする。

東京駅はCSP(セントラル警備保障)、新宿西口駅はALSOKに調査を委託。それぞれJR東日本JR東海、東京都交通局が協力する。いずれも乗客に今回の手法の受け入れ可能性やテロ対策の必要性などを尋ねるアンケートも実施する。

〔共同〕

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