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アサンジ被告の捜査打ち切り、スウェーデン検察

アサンジ被告の米国への身柄引き渡しに反対する人々(10月、ロンドン)=ロイター

【ロンドン=佐竹実】スウェーデンの検察当局は19日、内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ被告について、性犯罪の捜査を打ち切ると発表した。2010年8月の性的暴行の容疑で捜査していたが、事件から10年近くが経過して十分な証拠を集められなくなった。同被告は英国で収監されており、米国も身柄引き渡しを求めている。

アサンジ被告はスウェーデンでの女性に対する性的暴行の容疑で10年に英国で逮捕され、保釈中の12年に在英エクアドル大使館に逃げ込み亡命を申請した。スウェーデン検察は17年に捜査を打ち切っていたが、今年4月に同大使館から追放されたアサンジ被告を英当局が逮捕したことを受け、捜査を再開していた。

オーストラリア人のアサンジ被告は、ウィキリークスでイラクやアフガニスタンでの軍事作戦に関する米国防総省の機密文書を公開して話題となった。米司法省は米政府のコンピューターに侵入した罪や、機密情報を暴露した罪でアサンジ被告を起訴し、英政府に身柄引き渡しを求めている。

英内務省は6月に米の要請を許可しており、裁判所が20年2月にも身柄を米国に引き渡すかどうかの審理を始める見通しだ。英国内では、報道の自由を脅かすとの懸念などからアサンジ被告の身柄引き渡しに慎重な声もある。

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