佐賀県、2、3等米の販売支援 1等米作況不良で

九州・沖縄
2019/11/19 19:09
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佐賀県は、今年の県産のコメの作柄が悪く「1等米」と呼ばれる規格の出荷が激減していることを受け、2等米や3等米の販売を促進して農家の収入を下支えする取り組みを始めた。2等米や3等米を詰める専用パッケージを新しく作り、費用の3分の2を補助する。

佐賀県などが新しく作成した「さがびより」の2等米(右)と3等米の販促用袋。説明文や画像を増やし、農家支援を求めている

コメは整粒歩合や粒の大きさ、着色米の有無などを目視で検査し1~3等の規格に分類され、それ以外は規格外となる。外観による判断で、食味と呼ばれる味の評価とは別だが、イメージの違いなどから2等米や3等米は実際の品質よりも低く見られがち。「見た目は多少悪くても、味は変わらずおいしい」(山口祥義知事)と県民に購入を働きかける考えだ。

農林水産省が発表した10月15日時点の作況指数で佐賀県産米は全国最低の「63」。7月の日照不足と8月下旬の豪雨による冠水、9月の台風による塩害や病害虫のトビイロウンカの影響も重なり、2006年に次ぐ作柄の悪さとなっている。特に主力品種「さがびより」は天候不順の影響が大きく、1等米の出荷が例年の1割前後になる見込みで、佐賀県は「デビュー以来最大のピンチ」と危機感を強めている。

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