透明と不透明、電気で変更 凸版印刷がフィルム量産技術

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2019/11/19 16:48
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凸版印刷は非通電時には透明に、通電時には不透明に切り替わる液晶調光フィルムの量産技術を確立したと発表した。2016年に発売した通電時に透明になるフィルムを逆仕様にした。オフィスの間仕切りや会議室の窓、自動車の窓ガラスなど透明な状態で使用する時間が長い場合の消費電力量を減らせる。自動車業界や建築業界向けに拡販したい考え。

凸版印刷が量産技術を確立した液晶調光フィルム「LC MAGIC リバースモード」。非通電時に透明になる(フィルムを貼り付けた非通電時の会議室のイメージ)

名称は「LC MAGIC リバースモード」。ペット樹脂製フィルムの間に液晶材料を挟み込んだ構造になっている。電気を流すと液晶材料が反応して透明から不透明に切り替わる。フィルムの厚さは0.26ミリメートルで、自動車のガラスのような曲面などに貼り付けることも可能だ。

停電や事故により電気が遮断された場合にはフィルムが透明になるため、安全性が重視される自動車や電車といった輸送機器向けにも売り込めるとみている。

リバースモードの技術自体は16年に開発しており、このほど品質にムラなく量産できるようになったという。21年までに関連受注を含めて約20億円の売り上げを目指す。価格はオープンで、曲面か平面かといった形状や面積に応じて変動する。

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