イスラエル首相「歴史的過ち正した」 米政策転換で

2019/11/19 8:37
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【ニューヨーク=吉田圭織】イスラエルのネタニヤフ首相は18日、同国によるヨルダン川西岸の入植活動を容認すると米国が発表したことを受け「歴史的な過ちを正した」と歓迎する声明を出した。一方、パレスチナ自治政府のアッバス議長の報道官は声明で「国際法と矛盾している」と批判し、「米国は全ての信用を失い、もう(中東)和平プロセスで役割はない」と強く反発した。

イスラエルのネタニヤフ首相(10月、エルサレム)=ロイター

イスラエルのネタニヤフ首相(10月、エルサレム)=ロイター

ポンペオ米国務長官は同日、イスラエルの入植活動は「国際法に違反しない」との見解を示し、1978年から取ってきた米政府の立場を一転させた。9月のイスラエル総選挙で第1党となった中道野党連合「青と白」のガンツ元軍参謀総長もツイッターに米国の発表を「称賛する」と投稿した。

ヨルダンのアイマン・サファディ外務・移民相は米国の決断を今後の平和交渉にとって「危険な結果をもたらす」と警告し、「明確に国際法と国連安保理決議に違反する」として強く批判した。

【関連記事】 米、イスラエルの入植活動容認 パレスチナの反発必至

国際社会からも米国の発表を非難する声が出てきている。欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表は声明で「入植活動は国際法違反」との立場を改めて主張し、イスラエルとパレスチナの共存による2国家解決の「実現が難しくなる」と懸念を表明した。

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