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ブラジルのアマゾン森林消失面積、11年ぶり高水準

【リマ=外山尚之】ブラジル国立宇宙研究所(INPE)は18日、2018年8月~19年7月の同国のアマゾン熱帯雨林の森林消失面積が9762平方キロメートルと、11年ぶりの高水準だったと発表した。青森県に相当する面積が火災や違法伐採で消失した。1月に発足したボルソナロ政権の下、森林開発が進んだことが影響した。

もとは熱帯森林だったが、野焼きと違法伐採で耕作地への転換が進む(8月、ブラジル北部パラ州)

前年同期から約3割増加した。ボルソナロ大統領は地球温暖化に懐疑的な姿勢で知られ、就任後も森林開発を推進する姿勢を示していた。これに呼応する形で同国北部の農家が耕地や農牧地を拡大するため、野焼きや違法伐採を繰り返した。今年は乾燥した気候だったため、火災が延焼しやすかったことも森林の消失を促進した。

同地域では1994年から95年にかけて18~19年の約3倍の面積が消失するなど、過去に遡ると足元の消失ペースは特別速いわけではない。

ボルソナロ氏は「今年に入って森林破壊が進んだというのはフェイクニュースだ」と述べ、海外からの批判を無視していたが、ブラジル産品の不買運動などが始まる中、足元では取り締まりを強化。10月の森林火災は統計の開始以来、最小を記録した。

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