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侍ジャパン、狙い通りの「世界一」も攻撃力に課題
プレミア12

2019/11/18 23:06
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野球の東京五輪予選を兼ねた国際大会「第2回プレミア12」決勝で、日本は韓国に5-3で逆転勝ちし、初優勝した。狙い通りに世界一を手にした侍ジャパンだが、2次ラウンド以降の5戦は全て2点差以内と紙一重の展開。実力が拮抗する中、競り勝つ重要性を再認識する大会となった。

甲斐野は韓国打線を3者凡退に封じた

甲斐野は韓国打線を3者凡退に封じた

一回に2本塁打で3点を先行される苦境をはね返した決勝では、救援陣が光った。二回から登板した高橋礼(ソフトバンク)から6投手で無失点リレー。終盤七回から1回ずつを任された甲斐野(ソフトバンク)、山本(オリックス)、山崎(DeNA)はいずれも韓国打線を三者凡退に封じ、質の高さを示した。

「後ろが決まっているから継投に踏み込みやすかった。四球も少なく、三振も取れる救援が3枚そろうのは強み」と建山投手コーチ。初めて代表トップチーム入りした甲斐野が「縦の変化は有効と感じた」と振り返った通り、力強い速球と落ちる変化球を持つ投手が海外勢には通用することを実証できたのは収穫だ。

「プレミア12」で初優勝を果たし、捕手会沢と抱き合う山崎=共同

「プレミア12」で初優勝を果たし、捕手会沢と抱き合う山崎=共同

一方、打線は2次ラウンド最終戦の韓国戦で10得点するまで3戦連続の3得点。初対戦の投手相手に楽な展開はなく、内外野の中継プレーなど他国を上回る緻密な堅守でしのぎ、競り勝ってきた。稲葉監督は「連打で点を取るのは難しい。機動力やバントをしっかり使うことも必要だと感じた」と大会を総括した。

苦しい戦いの連続で「選球眼」という日本の武器が改めて生きた。1次ラウンドからの8試合で選んだ四死球は44個、1試合あたり5.5個。決勝では二回2死から会沢(広島)が四球で出塁、山田哲(ヤクルト)の逆転3ランを呼び込んだ。

調子を見極め、3本塁打13打点で大会MVPに輝いた不動の4番鈴木(広島)の後に好調の浅村(楽天)を据えた大会終盤の采配も的中。大会最多4盗塁をマークした周東(ソフトバンク)は豪州戦で二、三盗を続けて決めて同点のホームを踏むなど、足のスペシャリストの期待に応えた。

五輪の代表枠は今回の28人から24人に減る。「打者の調子が悪いからといって代えることはできない。スペシャリストを入れられるのかも含め、人選を慎重にしなければ」と稲葉監督。悲願の金メダルに向け、いかに隙のない打線を組めるか。最適な布陣を選ぶ道のりは続く。(常広文太)

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