NZ通信スパーク、政府懸念も5Gでファーウェイ採用

南西ア・オセアニア
アジアBiz
2019/11/18 21:30
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【シドニー=松本史】ニュージーランド(NZ)携帯通信大手のスパークは18日、次世代通信規格「5G」のインフラ整備で、華為技術(ファーウェイ)の機器を採用する計画を発表した。2018年にも同様の計画を政府に提出したが、安全保障上の問題など懸念を示され、いったん計画を取り下げた経緯がある。政府がスパークの新たな計画を承認するのかが、注目される。

ファーウェイを巡る情報機関の判断に注目が集まる(オークランド)=ロイター

スパークはNZの携帯電話の契約者数でシェア32%を持つ第2位。41%のシェアを持つ首位ボーダフォンNZと2強を形成する。スパークが18日公表した計画によると、今後の5Gインフラ網の整備にあたり、サムスン電子やフィンランドのノキアの機器と並んで、ファーウェイ製の機器を再び挙げた。

一方、18年時点の計画では5G向けの基地局にはファーウェイの機器のみを採用するなどとし、ファーウェイ色が濃いものだった。今回の計画で、ファーウェイ以外の複数企業の機器も採用するとした理由について、スパークは「5Gは今後、技術の発展が見込まれ、一社に依存せず、幅広い技術を活用できるようにするため」と説明した。

スパークは9月、NZ南島の町で試験的に5Gサービスの提供を始めた。20年半ば頃には、携帯電話向けのサービスを本格的に始める見通しだ。

NZは米国や英国と機密情報を共有する「ファイブ・アイズ」に加盟している。参加国の一つであるオーストラリアの政府は18年8月、5Gのインフラ整備にあたり、ファーウェイ製の機器を排除すると決定している。

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