日本海の資源攻防、本当の脅威は「中国漁船」
編集委員 志田富雄
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スルメイカなどの好漁場として知られる日本海の大和堆で先月、北朝鮮の漁船と水産庁の漁業取り締まり船が衝突し、北朝鮮船が沈没する事件が起きた。この海域には今年、ピーク時で1000隻以上もの北朝鮮船が集結した。だが、日本の漁業者に話を聞くと、それ以上に脅威を感じるのは中国とみられる大型漁船の侵入だという。
石川県漁業協同組合・小木支所に所属する沖合イカ漁の船団はスルメイカの漁獲で国内屈指の実績がある。し...
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