芝野名人、タイトル奪取に王手 囲碁王座戦第3局

囲碁・将棋
2019/11/18 19:02 (2019/11/18 20:08更新)
保存
共有
印刷
その他

王座戦第3局に勝って対局を振り返る挑戦者の芝野名人(右)。左は井山王座(18日午後、甲府市)

王座戦第3局に勝って対局を振り返る挑戦者の芝野名人(右)。左は井山王座(18日午後、甲府市)

18日朝から甲府市の常磐ホテルで打たれていた第67期囲碁王座戦(日本経済新聞社主催)五番勝負の第3局は午後6時59分、挑戦者の芝野虎丸名人(20)が262手で井山裕太王座(30、棋聖・本因坊・天元)に黒番1目半勝ちした。対戦成績は芝野名人の2勝1敗になり、タイトル奪取と史上最年少の二冠にあと1勝となった。

(最終譜面・262手まで)
○114(108)●117(111)○120(108)●123(111)○172(108)●175(112)●185(177)○188(182)○190(177)●191(111)○194(108)●207(111)●213(108)

(最終譜面・262手まで)
○114(108)●117(111)○120(108)●123(111)○172(108)●175(112)●185(177)○188(182)○190(177)●191(111)○194(108)●207(111)●213(108)

持ち時間各3時間のうち残りは両者1分。第4局は29日、愛知県蒲郡市の銀波荘で打たれる。

序盤はゆっくりした進行だったが、右辺白48から戦いが始まる。攻防が碁盤全体に波及する中で挑戦者の下辺黒75が鋭い手だった。ただ「黒99、101が打ちすぎで、中央右方の黒石の一団を制した王座がペースを握った」と立会人の武宮正樹九段ら検討陣は見ていた。

黒は下辺107など勝負手で戦機をつかむ。王座にも誤算があり、挑戦者が下辺の白石を仕留めて盛り返した。最後はヨセ勝負の中での右上黒173が機敏で、乱戦を制した。

解説の高尾紳路九段は「形勢が苦しくなってからの芝野名人の粘りがすさまじく、勝負勘と判断力で逆転につなげた。互いの持ち味が出た大熱戦だった」と話した。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]