日鉄とミタル、印鉄鋼買収計画を最高裁が承認

自動車・機械
南西ア・オセアニア
2019/11/18 17:52
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日本製鉄と欧州アルセロール・ミタルは18日、経営再建中のインド鉄鋼大手、エッサール・スチールの買収計画がインド最高裁判所で承認されたと発表した。今後、両社で買収に向けた手続きを進める。買収額はエッサールの債務を含め、4200億ルピー(約6400億円)。ミタルが6割、日鉄が4割を出資して合弁会社を設ける。両社は2018年3月に買収で合意したが、現地の裁判などが長期化していた。

日本製鉄はアルセロール・ミタルと共同で印エッサール・スチールを買収する(エッサールの製鉄所)

日鉄は裁判の結果を受けて「今後、速やかに買収手続きを進めていく」とコメントしている。

巨額の債務を抱えるエッサール・スチールはインド倒産・破産法のもとで18年2月に入札にかけられたが、その後、入札資格を巡る混乱が続いた。19年3月にインドの会社法裁判所がミタルと日鉄(当時は新日鉄住金)による買収を承認したが、債権者間の債権分配などをめぐり、最高裁判所で裁判が続いていた。

日本の鉄鋼大手が同国で高炉から一貫の製鉄事業に参入するのは初となる。インドの粗鋼生産量は中国に次ぐ世界2位で長期的に需要の拡大が見込める。一方、足元では米中貿易戦争の長期化などを背景に同国の鋼材需要も鈍化傾向にある。

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