低消費電力のわなセンサー 長野で実験 ソフトバンクなど

2019/11/18 17:35
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ソフトバンクは信州大学などと共同で、鳥獣がワナにかかると通信で知らせる新システムの実証事業を長野県伊那地域で始めた。狩猟関連機器のハンテック(東京・目黒)が開発したわなセンサーに消費電力を抑えたソフトバンクの通信機器を組み込んだ。単3電池4本で3カ月以上稼働する見込み。効果を検証し、ハンテックが来春をメドに売り出す。

通信の消費電力を抑え、乾電池4本で3カ月以上稼働するようにした

試すのはソフトバンクとハンテックが開発した鳥獣わなセンサー「スマートトラップ NB-IoT」。地元猟友会員らが仕掛けたワナと木に設置したセンサーをひもでつなぎ、鹿などがかかるとセンサーが検知する。会員らにワナの位置情報やかかった時間などをメールで通知し、地図でも確認できるようにする。

従来のハンテックの製品と仕組みは同じだが、低消費電力が特徴の通信規格「NB-IoT」を使うことで、電池交換などの負担を減らした。来年3月まで伊那地域に10台前後設置し、実際の通信の状況や消費電力などを検証する。

鹿やイノシシなど野生動物による農業被害が全国的に深刻になっている。猟友会員らがワナを使って捕獲を試みているが「会員の高齢化もあってワナにかかったかどうかを見回るのも厳しくなっている」(信大農学部の渡辺修准教授)。センサーを使えばかかった時だけ見に行けばよくなり、負担が大幅に軽減されるという。

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