スリランカ大統領選 ラジャパクサ氏が勝利宣言
次期首相に実兄起用の意向

南西ア・オセアニア
2019/11/18 10:40
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【コロンボ=早川麗】16日投開票のスリランカ大統領選で過半数を獲得して当選した野党候補ゴタバヤ・ラジャパクサ元国防次官(70)は17日「大統領となる機会を与えてくれたことに感謝する」とツイッターに投稿し、勝利宣言した。18日に就任する。同氏は親中派として知られる実兄マヒンダ・ラジャパクサ前大統領を首相に起用する意向を示しており、実現すれば中国の影響力が再び強まる可能性がある。

大統領選に勝利したラジャパクサ氏(中)は18日に就任する=AP

次の焦点は首相人事に移る。現職のウィクラマシンハ首相は第1党の統一国民党(UNP)総裁で、今回の大統領選ではラジャパクサ氏の対抗馬を立てた政敵。スリランカでは大統領に首相任命権はあるが、2015年改正の現行憲法下で首相の罷免権はなくなった。

閣僚の任命や罷免には首相の同意が必要で、政権運営で大統領と首相の協力は欠かせない。新大統領がマヒンダ氏を首相に就任させるにはウィクラマシンハ氏が辞任するか、議会の解散・総選挙によって現職を失職させるしかない。

大統領は議会の解散権を持つが、前回選挙から4年半後の20年2月までは解散できない決まり。20年2月より前に解散するには国民投票や議員の3分の2の賛同が必要となる。任期満了に伴う次の議会選は20年12月までに実施されるため、それまではウィクラマシンハ氏が続投する可能性もある。

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