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福島第1の処理水 放出の放射線影響「十分小さい」 経産省試算

経済産業省は18日、東京電力福島第1原子力発電所にたまる汚染水の処理水を海や大気に放出した場合の周辺住民の年間被曝(ひばく)線量の試算値を公表した。1年かけて放出した場合も10年かけた場合も自然界からの被曝線量に比べ「十分に小さい」としている。

18日午前に開いた処理水の処分方法を検討する小委員会で示した。福島第1原発では放射性物質に汚染された水から主要な放射性物質を取り除いた処理水など約117万トンがたまっている。

処理水は取り除くのが難しい放射性物質トリチウムを含む。保管している処理水には約860兆ベクレルのトリチウムを含むという。これを1年、10年、100年かけて放出した場合の被曝線量を試算した。

1年かけて一気に海洋放出した場合の線量は約0.052マイクロ(マイクロは100万分の1)~0.62マイクロシーベルトだった。大気放出では約1.3マイクロシーベルトだった。自然界からの被曝線量2100マイクロシーベルトに比べると1000分の1未満だという。

小委では海洋放出など5つの処分方法を検討中だが、地元などから風評被害への懸念が出ていて、決めきれていない。東電は2022年夏頃に福島第1原発内に建設計画があるタンクが満杯になるとしている。タンク増設も検討しているが、廃炉作業の場所の確保も必要で難航している。

18日の小委では東電が処分の開始時期に応じた処理水の保管量の予測値も示した。35年まで処分を始めなかった場合、処理水の量は計画中のタンク容量137万トンを大きく上回る約200万トンまで増えるという。

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