ウイグル族に「情け無用」中国が内部資料で 米報道

2019/11/18 1:02
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米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は16日、中国の少数民族ウイグル族への弾圧に関する中国政府の内部資料を入手したと報じた。習近平(シー・ジンピン)国家主席による非公開の演説の内容などが書かれており、ウイグル族の取り締まりに関しては「情けは無用」と記述している。

中国政府は少数民族ウイグル族への監視や強制収容を進めてきた(2018年、巨大スクリーンに習近平国家主席の映像が映し出された新疆ウイグル自治区)=ロイター

同紙が入手した文書は24通あり、合計で403ページに及ぶ。匿名の中国政界関係者から入手したといい、提供者は習氏を含む幹部が責任から逃れるのを阻止したかったという。ウイグル族をはじめとするイスラム教徒の監視などに関するリポートも含まれている。

文書には習氏や他の指導者による200ページ近い非公開の演説資料が盛り込まれている。2014年に新疆ウイグル自治区で暴動が発生した際、習氏は当局者を対象に演説した。ウイグル族の取り締まりにあたり「独裁の仕組み」を活用することでテロリズムや分離主義と戦い「情け容赦は無用」と話したという。

資料では、拘束した人々の取り扱いや、中国の他の地域でもイスラム教に対する規制を拡大する計画についても書かれている。

中国政府は現在、テロ対策などを理由に同自治区内に「職業技能教育訓練センター」の名称の再教育施設を設置。多くのウイグル族を強制収容している。

トランプ米政権もウイグル族の拘束問題に対しては、監視カメラ大手に対する輸出禁止措置を課すなど中国や同国企業へ圧力を強めている。

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