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侍ジャパン10年ぶり「世界一」 山田哲が逆転の一振り

初回、先発の山口が2発を浴びていきなり3点を失った。国際大会の決勝では重すぎる、立ち上がりのビハインド。序盤に山田哲に飛び出した逆転3ランが、韓国打線に圧倒されそうな試合展開をがらりと変えた。

二回2死一、二塁、逆転の3点本塁打を放つ山田

二回2死一、二塁で迎えた第2打席。韓国プロ野球で今季16勝をマークしている相手の左腕エース、梁●(たまへんに玄)種から今大会第1号となる逆転弾を左越えに運んだ。

カウント2-1からチェンジアップを3球続けられて追い込まれたが、徐々にスイングのタイミングを合わせて重圧をかけたのが効いた。本塁打かという特大のファウルも放って相手にこの得意球を投げにくくさせ、粘った末の8球目。やや内寄りに来た速球を計ったように捉えた。

「大事な場面だったので集中して自分のスイングをしようと心がけた」と山田哲。弾丸ライナーでスタンドに飛び込んだ一撃が、韓国の豪快な2発で受けに回りそうだったチームの雰囲気を一変。早めの継投策に切り替えた稲葉監督に救援陣も応えて、二回以降は無失点リレーと若手投手たちが躍動した。

韓国を破って優勝を決め、マウンドに駆け寄る日本代表

今大会の序盤に打撃不振に陥っていた山田哲は前日の2安打から調子を上げ、大一番での勝負強さを発揮した。3度のトリプルスリー(シーズン打率3割、30本塁打、30盗塁以上)を達成している強打者は、短期決戦に適応できる能力を示して「世界一を取るのは決めていたこと。来年は東京五輪が待っている。そこでも世界一になりたい」と胸を張った。

4年前の第1回大会準決勝で敗れた最大の宿敵に2度勝っての初優勝だ。2009年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)以来、10年ぶりに世界一の座に就いたのはもちろんのこと、北京五輪でも苦杯をなめたライバルへの苦手意識を払拭できたのが大きい。

(常広文太)

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