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米国防長官、南シナ海問題「中国の正当化許すな」

【バンコク=村松洋兵】エスパー米国防長官は17日、タイのバンコクで開いた東南アジア諸国連合(ASEAN)との国防相会議で、中国による南シナ海の軍事拠点化を強く非難した。中国とASEANが策定を目指している南シナ海の紛争回避に向けたルールづくりについて「中国の違法行為の正当化を認めてはならない」とけん制した。

エスパー氏は南シナ海で中国が埋め立てた人工島の12カイリ(約22キロメートル)以内に米艦船を派遣する「航行の自由」作戦について「中国の軍事拠点化に対抗するうえで重要だ」と強調した。ASEANに対して「すべての国が協力して中国の行動を押し戻そう」と訴えた。

中国とASEANが策定中の南シナ海の紛争回避ルール「行動規範」に関して、中国主導で策定された場合は「(南シナ海の)自由を尊重するすべての国にとって逆効果であり、有害になる」と強い懸念を表明した。

南シナ海問題を巡っては、11月初旬の日米中やASEANが参加した東アジア首脳会議で、議長声明の草案に「重大な懸念」と記していたところ、中国の反発で「いくつかの懸念」に表現が弱められた経緯がある。

一方、中国の魏鳳和国防相もASEANと国防相会議を開き、中国とASEANの2度目の共同海洋演習の実施で合意した。時期や場所は決まっていない。

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