書斎のゴルフ

フォローする

パー5をすべてパーであがる逆算攻略術(下)

(1/2ページ)
2019/12/10 3:00
保存
共有
印刷
その他
 小暮博則プロはパー5をすべてパーであがれる実力がつけばシングルハンディになれると断言する。しかもそれは現在90台のスコアのゴルファーでもしっかりとしたコース戦略を身につければ十分に可能なことだと言い切る。ではどうすれば実現可能となるのか。それはピン下2メートルからの逆算攻略術だという。その真意を詳しく聞いてみよう。(日本経済新聞出版社「書斎のゴルフ VOL.44」から)

―─フェアウエーウッドをうまく打つコツはありますか?

小暮 フェアウエーウッドを使うなら、飛ばそうとしないでリラックスして打つことが一番です。また、素振りを3回して地面を打ち、どこの芝をヘッドが擦るかを確認すること。そして、擦る場所にボールを置いて打つことです。そうすればうまく当たってくれますから。それを教科書通りに左足かかと延長線上にボールを置いて打つから、ボールまで届かずにトップなどのミスを犯すのです。フェースが開いてスライスになることもあるでしょう。

―─体が固まってしまった場合はどうしたらよいですか?

小暮 畑岡奈紗選手ではないですが、その場で5回ジャンプしてみましょう。関節が柔らかくなります。肩の上げ下げを行うだけでも緊張がほぐれます。アドレスしてからすぐに打てないときは緊張から体が動きにくくなっている証拠です。それでもリラックスできないようなら、自信のあるクラブに持ち替えることです。

―─このセカンドショットはやはり左のクロスバンカーや右の林が気になりますし、フェアウエーも狭い。自分なら距離が残っても7番アイアンを使いたいです。

小暮 それでいいです。この場面、7番アイアンがスッと持てる人は強い人です。もちろん、フェアウエーウッドが持てる人も上級者ですが、アベレージゴルファーなら7番アイアンは正解でしょう。まずは目の前のトラップを避けることが大事ですので。

―─実際、小暮プロは7番を使い、フェアウエーセンターをキープしました。

小暮 私でなくてもここに打つことはできたと思います。それもラフからでもここに打てたでしょう。こうしてセカンドショットでの危険は無事に回避できました。大事なのは次のサードショットですね。ピンまでは170ヤードあります。

―─フェアウエーだし、ピンも正面に見えているし、普段ならユーティリティーでピンを狙ってしまうでしょうね。

小暮 ライをよく見てください。芝の状態は良いのですが、少しつま先下がりなのです。この少しが長いクラブを持つと致命的になる。スライスして右手前のバンカーに入れることになります。実際、生徒と回るとこの結果が多いのです。

―─この傾斜は見過ごしていました。

小暮 そうでしょう。ピンが見えると、もうピンばかりに目が行ってしまう。狙いたくて仕方ないわけです。それは人間の本能。でも、それに気がついて、しっかりと4オン計画を実行することです。

―─そのためにホール図を見て計画を立てたのですからね。

小暮 その通りです。ここでは右手前のバンカーに入れたくないので、大事をとってバンカーまで届かない距離を打ちましょう。つまり、計画を少し変更してグリーンから20ヤード手前の花道でなく、40ヤード手前に打ちます。使うクラブは8番アイアンで130ヤード打つことにします。

―─小暮プロはきちんとバンカーを避けて、花道に打ちました。

小暮 ここからピン下2メートルにどう寄せるかです。ランニングが得意な人は8番とか9番アイアンの転がし、ピッチエンドランが得意な人はピッチングやアプローチウエッジを使う。8番がうまく寄りそうなのでやってみますね。

4打目を花道からピン手前2メートル以内に寄せる。好みの方法で、8番アイアンで転がすか、ウエッジで上げて寄せる

4打目を花道からピン手前2メートル以内に寄せる。好みの方法で、8番アイアンで転がすか、ウエッジで上げて寄せる

―─グリーンエッジを越えたところに落として見事にピン下2メートルにつけました。結果は惜しくもバーディーパットが外れたけれど、しっかりとパーが取れました。ティーショットからすべてのショットが危なげなく、トラップにつかまらず、言ってみれば簡単にパーが取れてしまいました。

短めのパー5、3オン計画で実際にパーを取る

小暮 もう一つ、今度は短めのパー5を3オン計画で攻略してみましょう。

―─久邇の西のスタートホール。左ドッグレッグの471ヤード、パー5ですね。

小暮 このホールも打つ前にホール図とピン位置をしっかり確認します。ピンは右奥にあり、グリーン左手前にガードバンカーがあります。バンカーに入れるとピン下2メートルに寄せにくいのでバンカーは避ける。3オン計画ですから、ピン手前5メートルから100ヤードバックしたポジションを3打目地点とします。そこから170ヤードバックしたところがセカンドポジション。100+170=270ヤードとなるので、ティーショットはおよそ200ヤード飛ばせばよいことになります。

―─そう計画すると、かなり3オンが実現できそうな気がします。

  • 1
  • 2
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

ゴルフのコラム

スコアアップヘ

電子版トップスポーツトップ

書斎のゴルフ 一覧

フォローする
ピン手前2メートルの上りのパットをしっかり決めてバーディーを取る

 小暮博則プロはパー5をすべてパーであがれる実力がつけばシングルハンディになれると断言する。しかもそれは現在90台のスコアのゴルファーでもしっかりとしたコース戦略を身につければ十分に可能なことだと言い …続き (2019/12/10)

短めのパー5(3)

 小暮博則プロはパー5をすべてパーであがれる実力がつけばシングルハンディになれると断言する。しかもそれは現在90台のスコアのゴルファーでもしっかりとしたコース戦略を身につければ十分に可能なことだと言い …続き (2019/12/7)

小暮博則プロはパー5をすべてパーであがれる実力がつけばシングルハンディになれると断言する

 小暮博則プロはパー5をすべてパーであがれる実力がつけばシングルハンディになれると断言する。しかもそれは現在90台のスコアのゴルファーでもしっかりとしたコース戦略を身につければ十分に可能なことだと言い …続き (2019/12/3)

ハイライト・スポーツ

会員権相場情報

[PR]