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パー5をすべてパーであがる逆算攻略術(中)

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2019/12/7 3:00
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 小暮博則プロはパー5をすべてパーであがれる実力がつけばシングルハンディになれると断言する。しかもそれは現在90台のスコアのゴルファーでもしっかりとしたコース戦略を身につければ十分に可能なことだと言い切る。ではどうすれば実現可能となるのか。それはピン下2メートルからの逆算攻略術だという。その真意を詳しく聞いてみよう。(日本経済新聞出版社「書斎のゴルフ VOL.44」から)

短いパー5は3打目を100ヤードにしてピン下に

小暮 次は短いパー5の攻略法です。これは3オン計画にします。これもピン下2メートルから考えます。つまり、3打目をピン下2メートルにつけるようにします。その場合、3打目を100ヤードの距離にすることが重要になります。

―─100ヤードならうまく打てる可能性が高いからですね。

小暮 その通りです。多くの生徒さんがグリーンに向かって打つショットで自信のあるのは100ヤードと言います。その理由は練習場には必ずと言ってよいほど100ヤードの看板があるので、そこを目がけて普段からショットを放っているからでしょう。それもピッチングウエッジやアプローチウエッジといった短いクラブのフルショットになるので、とても打ちやすい。だから、あえて100ヤードを残すわけです。

―─フルショットといっても思いきり打つとミスします。自分だと、バランス良く打てる100ヤードのフルショットがロフト48度になります。

小暮 そのように力まずに100ヤードを打てるクラブを、90切りくらいのレベルになれば誰もが持っていると思います、そのクラブを使うのです。もちろん、ティーショットもセカンドショットも力まずにコントロールできるクラブを使う必要がありますし、実際に力んでフルショットを打つのはミスの元。皆さんはどうしてもフルショットというと目いっぱいに振るフルフルショットになりがちです。プロはそんなショットは絶対に打ちません。コントロールできるフルショットを放っているのです。いつでもそのことを肝に銘じてください。

―─はい、忘れないようにします。

小暮 3打目となる100ヤードを残すとして、セカンドショットはユーティリティーで170ヤードを打つと考えます。長いパー5の3打目と同じです。そうしてティーショットはスプーンやクリークで200ヤード打てばよい。こうすれば、200+170+100=470ヤードのパー5を3オン計画で達成できます。ティーショットをドライバーでかっ飛ばす必要はなく、セカンドショットもなるべく飛ばしてグリーンに近づけようとする必要などまったくないわけです。

第2打は3打目が打ちやすい距離になるように打つ

第2打は3打目が打ちやすい距離になるように打つ

―─470ヤードの短いパー5となれば、ティーショットもセカンドショットもなるべく飛ばしてグリーンそばまで行きたい、あわよくば2オンなんて考えてしまいます。

小暮 それが大たたきにつながるのです。短いパー5は罠(わな)が多い。フェアウエーも狭かったり、OBも近かったり、グリーン周りにたくさんバンカーが配されていたりする。簡単にパーが取れないようにできているのです。

―─短めのパー5ほど要注意ですね。

小暮 その通りです。まずはティーショットでドライバーを使いにくいことが多く、セカンドショットも長いクラブはご法度といったケースが多いのです。よって、私が言う3打目を100ヤード残す3オン計画はパーがとても取りやすいものとなりますし、バーディーもあり得るのです。

―─3打目がピンの2メートル下ならバーディーもあり得ますね。その3打目ですが、仮にピッチングウエッジを使う場合、ピン下何メートルにボールを落としたらよいでしょうか?

小暮 グリーンの硬さや傾斜によっても変わりますが、一つの目安としてはピン下5メートルですね。つまり、3メートルのランを考えておく。こうすればグリーンオーバーすることは少ない。アベレージゴルファーはなぜかピッチングウエッジではプロのようにピタッと止まるように思っていて、ピンまでの距離を打つことが多い。それでピンをかなりオーバーしてしまう。グリーンオーバーしてせっかく3オンできるところをダボにする人も多い。それだけは避けたい。特にラフから打つ場合はさらにランが出ることを計算することです。

3打目はピンまでの距離をしっかりと測って、5メートル手前に落とす

3打目はピンまでの距離をしっかりと測って、5メートル手前に落とす

―─確かに私の友人でもいました。ピンまでの距離を打ってたたいてしまう人が。

小暮 それはもったいないですね。アマチュアの上級者はフロントエッジを狙って打つことも多い。プロのようなスピンはかけられないと思っているわけです。グリーンのセンター狙いではなくフロントエッジ狙い。仮にグリーンをショートしてもアプローチは寄せやすい。パー5ならば4オン1パットのパーにできますから。

―─トップアマは確かにフロントエッジに距離を合わせていますね。競技ではグリーンを硬くすることも多いでしょうから。

小暮 そうでしょうね。そして、この短めのパー5ですが、470ヤードを超える場合もあると思います。その場合は3打目を1番手上げるとかで対処するのがよいと思います。例えば、490ヤードなら、3打目を120ヤード残して9番アイアンで打つわけです。これも生徒さんの感想ですが、9番アイアンもやさしいと感じています。やさしいと感じられるクラブで打てればグリーンはとらえられるでしょう。

―─ティーショットはクリークで、セカンドショットはユーティリティーというのは470ヤードと変わらないわけですね。

小暮 その通りです。短いパー5の大たたきの原因がそこにありますから。とはいえ、短いパー5はグリーン周りにバンカーが多かったり、グリーンが小さかったりすることもあるでしょう。その場合はピンまでの120ヤードをピッチングウエッジで100ヤード打って、20ヤード残す。4オン計画にしてパーを奪えばいいわけです。

―─グリーンに向かって自信のあるクラブが使えればよいけれど、そうでなければピン下2メートルに寄せやすいところへ刻むことなのですね。よくわかりました。

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