タイヤ脱落事故81件 18年度、交換の不備多く

2019/11/17 17:14
保存
共有
印刷
その他

走行中のトラックやバスからタイヤが外れる事故が2018年度は81件起きていたことが、国土交通省の集計で分かった。3年連続の増加で、前年度より14件多く、ピーク時の87件(04年度)に迫った。冬に積雪地帯で目立っており、タイヤ交換に関する不備が多いと分析。ワーキンググループを設け、点検や整備徹底に向けた対応を業界団体と協議する。

事故件数は総重量8トン以上のトラック、定員30人以上のバスを対象に集計した。人身事故は3件で、計5人が軽傷を負った。都道府県別の発生場所は北海道が最多の16件、福井、滋賀が6件、宮城、福島、長野が5件と続く。

18年11月~19年2月の事故が54件で、3分の2を占めた。全体のうち50件はタイヤの付け替えから1カ月以内に起きていた。

国交省によると、タイヤ交換時にボルトやナット部分のさびや泥を完全に除去しなかったため、走行中の振動でさびなどが落ちて隙間が発生。締め付けが弱くなって脱落した可能性もある。積雪地帯は融雪剤の影響で、さびが進みやすく特に注意が必要という。

大型車のタイヤは直径1メートル、重さは100キロを超える。02年には横浜市でタイヤ脱落により母子3人が死傷する事故が発生。以降もほぼ毎年、人身事故が起きている。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]