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パー5をすべてパーであがる逆算攻略術(上)

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2019/12/3 3:00
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 小暮博則プロはパー5をすべてパーであがれる実力がつけばシングルハンディになれると断言する。しかもそれは現在90台のスコアのゴルファーでもしっかりとしたコース戦略を身につければ十分に可能なことだと言い切る。ではどうすれば実現可能となるのか。それはピン下2メートルからの逆算攻略術だという。その真意を詳しく聞いてみよう。(日本経済新聞出版社「書斎のゴルフ VOL.44」から)

小暮博則プロはパー5をすべてパーであがれる実力がつけばシングルハンディになれると断言する

小暮博則プロはパー5をすべてパーであがれる実力がつけばシングルハンディになれると断言する

―─今号の特集は賢いラウンド術です。現状のスイングやショットはそのままで、ラウンドの仕方を学んでスコアを良くしようというわけです。できればいつでも90を切れるようになりたいと。

小暮 アベレージゴルファーのスコアアップ法ですね。それならば、通常4つあるパー5をすべてパーであがれるようにすることです。そうすれば簡単に90が切れ、シングルハンディにもなれる。しかもそれほど難しいことではありません。

―─すべてのパー5をパーで回れというのですか? 自分の実力からすればかなり難しいことですね。というのも、おそらく自分のゴルフ人生を振り返って、皆無ではないかと思えます。

小暮 確かにアベレージゴルファーの方はパー5でスコアを崩す傾向があります。ボギーでもあがれず、7や8をたたいてしまう。ひどいときは2桁になるといったこともありますよね。ところが実際は、パー5は1打くらいのミスは取り返せますし、パーオンとなる3打目はピンまでの距離が近い。安全に攻めていけばパーは自然に転がり込んできます。パー5はパー3やパー4よりもアベレージゴルファーにとってはるかにパーを取りやすいホールなのです。

―─パー3のほうがパーを取りやすいように思えます。

小暮 アベレージゴルファーはそういうことが多いですよね。でもそれはティーショットでアイアンが使えて、それがたまたまうまくいった場合であって、4つのパー3をすべてパーであがることは意外に難しい。

―─確かに言われるとその通りですね。

小暮 プロの試合を見ても最もバーディーが多いのはパー5です。パー3は意外とバーディーが取れていない。パー5でプロがバーディーを取れるなら、アマチュアはパーが取れるはずなのです。パーが取れないのは攻め方が悪いからに他なりません。

―─我々アマチュアはパー3やパー4ほど考えて攻めてはいないかもしれません。パー5はフェアウエーが広いことも多いので、まずはティーショットをドライバーでかっ飛ばそう、セカンドショットではスプーンでなるべくグリーン近くまで行こうといったアバウトな攻め方をしていますね。

小暮 そうでしょう。パー5はグリーンがはるか遠くに見えるために、どうしてもティーショットから飛ばそうと思ってしまう。それで力んでボールを曲げて林や池、OBに行くことがあるし、ラフに入れることも多いでしょう。しかもラフから何も考えずに長いクラブでセカンドショットを打つのでチョロになる。たとえティーショットがナイスショットでも、セカンドショットで力んでしまい、ダフりやトップを招くし、落とし所が狭いから、ちょっとでも曲げたら林や池に入る。OBに飛んでいくことだってあるでしょう。ティーショットとセカンドショットのミスで大たたきになるわけです。

―─まさにご指摘通りです。特にパー5ではセカンドショットのミスが多いです。めったに打たないスプーンなどで打つから自信がないので痛いミスを犯す。ティーショットのOBなら前進4打もあるけれど、セカンドショットのOBは同じ所からの打ち直し。同じく長いクラブを持つから連続OBということもある。こうなったらスコアは2桁です。

小暮 要するにパー5を何も考えずにとにかく飛ばそう、グリーンに近づこうという単純な考えが大けがを招くのです。打つ前にホール図を確認、どこにどんなクラブでどう打つか、しっかりと考えて攻めていくことです。

―─パー5はティーショットからいろいろな戦略が考えられますね。ティーショットでドライバーを使わなくてもいいし、セカンドショットでアイアンを使う手もありますね。

小暮 どのようにでも刻むことができるのがパー5の良さです。無理やり2オンを狙うことはもちろんないし、安全に攻めても3オンの確率は高い。4オン1パットの計画も立てやすい。どこからでも刻めますからね。つまり、安全に攻めていくことが十分にできる。それができればパーになる確率はとても高くなります。

―─大事に刻んでもパーにできるというわけですね。

小暮 しかし、その刻み方が難しいのです。どこでどう刻むか。どんなクラブでどこを狙うかですが、これは実はティーイングエリアから考えるものではありません。ピンから考えるのです。ピンからティーイングエリアに向かって考える。そうすればどのように攻めていけばよいかがわかります。当然、どう刻むかも判断できます。

―─よく「グリーンから考えろ」と言いますよね。ホールアウトしたら、コースを振り返れと。そうしたら、いかに自分が打ってきたルートが愚かだったかがわかると。よくあんなところからピンを狙ったなとか。だったら、あそこに打っとけよといったことですね。

小暮 その通りです。そして私、小暮としては今回、このピンからの攻略法をさらに具体的に提案します。それはピン下2メートルからの攻略法です。ピン下2メートルに乗せれば、必ず2パットには収められる。1パットも大いにあり得る。将棋で言えば、王手をかけることになります。それも王が逃げられない詰めた王手です。

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