スリランカ大統領選、与党候補が敗北宣言
親中派候補陣営は当選見込む

2019/11/17 16:04
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【コロンボ=早川麗】インド洋の島国スリランカで16日投開票された大統領選挙で、有力候補の一角だった与党側のサジット・プレマダサ住宅建設・文化相(52)が17日敗北宣言した。対抗馬で、親中派だった前大統領の弟のゴタバヤ・ラジャパクサ元国防次官(70)の陣営は「一時集計で勝利できるだろう」と述べ、選挙管理委員会の公式発表を待たずに勝利を宣言した。

スリランカ次期大統領に就任する見通しとなったゴタバヤ・ラジャパクサ氏(16日、コロンボ)=ロイター

「第7代スリランカ大統領としてゴタバヤ・ラジャパクサ氏を祝福したい」。プレマダサ氏は17日午前の声明でこう述べ、敗北を認めた。

選挙は任期満了に伴い実施された。250人以上が死亡した4月の連続爆破テロを受け、治安の回復や経済復興などが争点だった。国際社会は新政権の中国との距離に注目。ラジャパクサ氏の兄が大統領を務めた2005~15年に、同国は中国から多額の投融資を受け港湾などを整備し、中国依存を強めた。ラジャパクサ氏が大統領に就任すれば、親中路線に回帰するとみる向きは強い。

現職の大統領や首相、野党の党首が出馬しない初めての大統領選となり、過去最多の35人が立候補したが、プレマダサ氏とラジャパクサ氏の一騎打ちとなっていた。

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