台湾与党、副総統候補に頼・前行政院長 総統選へ挙党体制

2019/11/17 13:22
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台湾与党・民進党は総統選で蔡総統(中)と組む副総統候補として、頼氏(左)の起用を決めた(17日、台北市内)

台湾与党・民進党は総統選で蔡総統(中)と組む副総統候補として、頼氏(左)の起用を決めた(17日、台北市内)

【台北=伊原健作】台湾独立志向を持つ与党・民主進歩党(民進党)は17日、2020年1月の総統選に出馬する現職の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統(63)とペアとなる副総統候補に、党のエースである頼清徳・前行政院長(首相、60)を起用すると発表した。党内予備選で激しい公認争いを演じた2人が組むことで挙党体制を鮮明にし、対中融和路線の最大野党・国民党側に対するリードを広げる狙いだ。

蔡氏と頼氏が17日に台北市内でそろって記者会見し、発表した。蔡氏は「(予備選での)競争が我々を強くし、最強の組み合わせができた」と述べた。統一を目指す中国の圧力を念頭に「台湾の主権を守るため絶対に勝つ」と強調した。頼氏は予備選後に蔡氏側との不和がささやかれてきたが、「台湾を守る責任を果たす」とした。

直近の総統選の民間世論調査では、蔡氏が国民党の総統候補、韓国瑜(ハン・グオユー)高雄市長(62)に対しおおむね10ポイント以上の差を付けている。香港の混乱を受け台湾でも中国への警戒感が高まり、対中強硬路線の蔡氏に追い風が吹く。

一方、総統選と同時実施の立法委員(国会議員)選挙では民進党はやや劣勢とされる。現有の過半数の議席を維持するため、頼氏の起用で党内の士気を高める狙いだ。

台湾では18~22日に各党の総統・副総統候補が選管に立候補の届け出を行い、選挙戦が本格化する。蔡氏と韓氏のほか、小政党・親民党の宋楚瑜主席(77)を含む3陣営の争いになる見通しだ。

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