ボリビア暫定政府、ベネズエラとの外交関係断絶へ

2019/11/16 7:11
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【サンパウロ=外山尚之】ボリビアの暫定政府は14日、ベネズエラのマドゥロ政権との外交関係を断つ方針を発表した。反米左派のモラレス前大統領はマドゥロ政権と親密な関係にあった。モラレス氏の亡命を受けて12日に就任した野党出身のアニェス暫定大統領は混乱する国の立て直しを急ぐが、強引な手法は国内外からの反発も呼んでいる。

ボリビアのアニェス暫定大統領(15日、ラパス)=ロイター

ロンガリク暫定外相は「我々は民主主義の原則とともにあり、人権を尊重する」と述べ、「マドゥロ政権との関係は破棄されるだろう」と述べた。在ボリビアのベネズエラ大使館にいる外交官を全員、国外に追放する。ボリビアの暫定政権は13日、マドゥロ氏と対立するベネズエラの野党指導者、グアイド国会議長を暫定大統領として承認すると発表していた。

アニェス氏はモラレス氏の下で混乱した国を立て直すために早期の大統領選を実施すると主張しているが、民主的に選ばれていない暫定大統領が国の外交方針を決めることに対する批判もある。

反米左派陣営のキューバ政府は14日、ボリビアに派遣している医師を引きあげると発表した。モラレス氏の支持者は一連の政変を「クーデター」と呼び、行政機能が集まるラパス近郊エルアルトや中部コチャバンバなどで抗議活動を活発化させている。

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