独VW、次世代技術投資4割上積み 24年までに約7兆円

自動車・機械
ヨーロッパ
2019/11/16 0:55
保存
共有
印刷
その他

VWは、EV「ID.3」の生産を始めたツウィッカウ工場(写真)など世界9工場でEVを生産する

VWは、EV「ID.3」の生産を始めたツウィッカウ工場(写真)など世界9工場でEVを生産する

【フランクフルト=深尾幸生】独フォルクスワーゲン(VW)は15日、電気自動車(EV)やデジタル化など次世代技術への投資を約4割上積みすると発表した。2020~24年の5年間で600億ユーロ(約7兆2千億円)を投じる。1年前に発表した19~23年の計画は440億ユーロだった。全体の設備投資・研究開発費の増加は抑えるものの、次世代技術への傾斜を鮮明にする。

【関連記事】
独アウディ新社長に元BMWのデュースマン氏
ルノー次期トップ、VW傘下のデメオCEO浮上

設備投資と研究開発費の総額の40%強を次世代技術に投じる。18年発表の計画よりも約10ポイント多い。全体の投資増は2%程度に抑える計算だ。今回の投資計画には中国合弁での工場への投資額は含んでいない。

600億ユーロのうち330億ユーロをEVに振り向ける。18年の計画より1割積み増した。残りの270億ユーロはハイブリッド車やデジタル化などに投じる。

10カ年の販売計画も更新した。29年までに75車種のEVを発売し、2600万台のEVを販売する。これまでは28年までに2200万台としていた。29年単年で約400万台のEVを販売することになる。

2600万台のEVのうち、2千万台はVWブランドが開発した量販車向けの車台「MEB」を採用する車種で、600万台はVW傘下の独アウディと独ポルシェが共同で開発する高級車向けの車台がベースとなる。

VWは今回初めてハイブリッド車の販売計画も公表した。29年の累計で60車種、600万台とした。台数ではEVの比率が高く、EV重視の姿勢を改めて打ち出したかたちだ。

VWのヘルベルト・ディース社長は声明で「電動化とデジタル化の重要性は増している。投資のペースをさらに上げる」と強調した。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]