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かんぽ生命、4カ月ぶり高値 業績上方修正を好感

15日の東京株式市場でかんぽ生命保険の株価が急伸した。一時前日比109円(6%)高の1865円まで急伸し、4カ月ぶりの高値を付けた。14日に2020年3月期の連結純利益予想を上方修正した。多くの市場関係者は減益を見込んでいたが一転増益となったことで、好感した買いが膨らんだ。ただ、不適切販売の影響で個人保険の新規契約数が減っており、先行きには不透明感も根強い。

かんぽ生命は20年3月期の純利益見通しを前期比11%増の1340億円に引き上げた。従来予想は23%減の930億円だった。市場予想の平均(QUICKコンセンサス)の1049億円を上回り好感された。

保険商品の不適切販売が明らかになった6月以降、株価水準は大きく切り下がってきた。予想PER(株価収益率)は7倍台と、同業の第一生命ホールディングス(9倍台)やT&Dホールディングス(12倍台)を下回る。「市場全体でバリュー(割安)株志向が強まるなか、好材料に反応した買いが入った」(いちよしアセットマネジメントの秋野充成上席執行役員)との声が聞かれた。

もっとも、業績の上方修正は7月以降の販売自粛で販管費が減っている影響も大きい。個人保険の新規契約数も減っている。株高基調が続くには「不適切事案の調査や行政処分が終わるなど、不透明感の払拭が不可欠」(外資系証券アナリスト)との指摘があった。

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