孫氏の経営は「ぼろぼろ」か てこの原理どこまで
本社コメンテーター 中山淳史
[有料会員限定]
ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長兼社長は6日の記者会見で、2019年7~9月期の連結決算を「ぼろぼろ」と表現した。一方で「大勢に異常はない」と強気の姿勢も崩さなかった。すでに関心は傘下のZホールディングスとLINEの経営統合に移りつつあるが、SBGの足元の経営はどう評価すればいいのか。
孫氏の言う「ぼろぼろ」とは7千億円超の最終赤字を出した損益計算書(PL)のことだ。傘下のビジョン・ファンドを通じて出資するシェアオフィス運営の米ウィ...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1938文字

自動車、電機など産業動向、経営トレンドに精通。編集委員、論説委員などを経て2017年2月より現職。「GEと東芝」「移動の未来」などで講演多数。2001年の米同時テロをニューヨーク駐在時に取材。アルゼンチン留学も。
関連キーワード