北海道経済産業局は15日発表した11月の管内経済概況で、北海道内の景気判断を「一部に持ち直しの動きがみられるものの、足踏み状態となっている」として2カ月連続で据え置いた。個別項目の判断も据え置いた。北海道胆振東部地震からの復旧工事などで公共工事が増加している一方、企業の生産活動は依然として落ち込んでいる。
同日発表した9月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)は前月比0.9%減の92.2。4カ月連続で低下した。米中貿易摩擦の影響で自動車メーカーが生産を抑えたことから鉄鋼業が大きく下げた。