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まるで郊外店 大阪駅前のヨドバシ新施設オープン

家電量販大手のヨドバシホールディングス(HD)は16日、JR大阪駅前の商業施設「リンクスウメダ」(大阪市)をオープンした。郊外店のように子供が楽しめるアミューズメント施設や大型駐車場などを用意した。立地する大阪市中心部の梅田エリアに少なかった要素を盛りこむことで、ファミリー層の需要獲得を目指す。

子供が楽しめるアミューズメント施設などを用意した(13日の内覧会)

リンクスウメダは既存の家電量販店「ヨドバシカメラマルチメディア梅田」などとともに、高層ビル「ヨドバシ梅田タワー」を構成している。同タワーは阪急うめだ本店やルクア大阪、グランフロント大阪といった大型商業施設が並ぶ梅田エリアにある。

リンクスウメダで目立つのが5階の子供向け売り場。アミューズメント施設「モーリーファンタジー」は映像を投映した滑り台、歩くと色や形が変わる床などで遊べる。子供向けフィットネスクラブ「マイジム」は外国人トレーナーを配置し、体を動かしながら英語を学べる。

ほかにゲームコーナーもあるほか、子供用トイレや30台以上のベビーシート、レンタルベビーカーなどの付帯設備も充実させた。ヨドバシカメラマルチメディア梅田のゲーム・ホビー売り場と合わせて約9900平方メートルを確保した。

梅田エリアは大阪駅や阪急大阪梅田駅に近く、電車利用者が多い。ヨドバシ梅田タワーには1200台を収容できる駐車場を設置し、自家用車でも来店しやすくした。手厚い子供向け商品・サービスや広い駐車場でファミリー層を呼びこむ郊外のショッピングモールと似たつくりだ。

梅田エリアには大人向けの衣料品や雑貨を扱う店舗が集積する。既存の大型商業施設と違った戦略をとるリンクスウメダに対し、ライバル店からも「郊外からの顧客を増やすだろう。近隣施設にとってもプラスになる」(ルクア大阪)と期待される。実際に30歳代の女性は「子供が生まれて梅田に来る機会は減っていた。安心して買い物できてありがたい」と話す。

リンクスウメダにはカフェ15店が入居する(台湾茶の「ゴンチャ」、13日の内覧会)

リンクスウメダは入店できるカフェを探してさまよう「カフェ難民」の解消にも役立つかもしれない。買い物客でにぎわう週末の梅田エリアは、食事や休憩で立ち寄るカフェに行列ができるケースもある。リンクスウメダには台湾茶やスペシャリティーコーヒーなどの15店が入居し、買い物の合間に一息つける空間を提供する。

リンクスウメダを運営するヨドバシ建物(東京・新宿)の安藤修一取締役は「新しい顧客を取りみ、梅田をさらに活性化させたい」と意気込む。リンクスウメダはファミリー層を増やし、週末の梅田エリアの風景を変える存在になれるか。

(大阪経済部 荒尾智洋)

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