韓国航空、全社最終赤字に 日韓対立など響く
7~9月

日韓対立
朝鮮半島
アジアBiz
2019/11/15 14:15
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【ソウル=細川幸太郎】韓国航空会社6社の2019年7~9月期の連結決算が、15日出そろった。全社とも最終損益で赤字に転落した。最大手の大韓航空の最終損益は2118億ウォン(約200億円)の赤字(前年同期は2678億ウォンの黒字)だった。7月以降の日韓関係悪化によって旅行客の往来が減少し、繁忙期となる7~9月の航空各社の業績を直撃した。

国内最大手の大韓航空も最終赤字に転落した=同社提供

国内最大手の大韓航空も最終赤字に転落した=同社提供

大韓航空とアシアナ航空の大手のほか、済州(チェジュ)航空、ジンエア、ティーウェイ航空、エアプサンの格安航空会社(LCC)4社も最終赤字に転落した。

大韓航空は4年ぶりに赤字に転落した。売上高は前年同期比3.7%減の3兆2830億ウォンだった。日韓対立や香港のデモの影響で旅客数が減少しており、10~12月期についても「厳しい経営環境が続く」(同社)としている。売却手続き中のアシアナ航空も最終損益が2325億ウォンの赤字(同496億ウォンの黒字)だった。

日本路線が売上高の2割超~4割超を占めるLCCはさらに厳しい。チェジュ航空は、7~9月期の最終損益が313億ウォンの赤字(前年同期は312億ウォンの黒字)。大韓航空系のジンエアも181億ウォンの赤字(同187億ウォンの黒字)だった。

日韓関係のほか、国内景気の低迷も旅行需要の減少に影響している。ウォン安の進行で燃料費や航空機リース料の負担増も各社の収益を押し下げた。さらに今後は、規制緩和に伴う新規参入によって、非上場企業も合わせて計8社ある航空会社が11社に増える見通し。競争はさらに激化することが予想されている。

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