新種の原始鳥類と確認 福井、6年前発見の化石

2019/11/15 12:34
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原始鳥類の新属新種と確認された「フクイプテリクス・プリマ」の骨格模型(福井県立大)=共同

原始鳥類の新属新種と確認された「フクイプテリクス・プリマ」の骨格模型(福井県立大)=共同

福井県立大恐竜学研究所は15日までに、勝山市にある約1億2千万年前(白亜紀前期)の地層で2013年にほぼ全身の骨格化石が見つかった原始的な鳥類が、新属新種と確認され、「フクイプテリクス・プリマ(原始的な福井の翼)」と命名したと発表した。

国内で化石が見つかり、学名が付けられた鳥類では最も古いという。当時の鳥類の生態や進化の過程を解明する手掛かりになると期待される。

原始鳥類の新属新種と確認された「フクイプテリクス・プリマ」の化石(14日、福井県立大)=共同

原始鳥類の新属新種と確認された「フクイプテリクス・プリマ」の化石(14日、福井県立大)=共同

同研究所によると、化石は岩石の中に入っている状態。ほとんどの骨が数センチと小さく、取り出すのが困難なため、CTスキャンを使って3D画像化し、首や腕の骨など計45点を確認した。尾の骨に他の原始鳥類には見られない特有の突起があることなどから新属新種と判明したという。

記者会見した同研究所の今井拓哉助教は「始祖鳥の次に原始的な鳥といえる。原始鳥類の9割以上が中国で発見されているが、今後、日本を含む他の地域でも予測しなかった鳥類が発見される可能性がある」と期待を込めた。

成果は15日付の英学術誌の電子版に掲載された。

〔共同〕

「フクイプテリクス・プリマ」の復元図=神戸芸術工科大学吉田雅則准教授提供・共同

「フクイプテリクス・プリマ」の復元図=神戸芸術工科大学吉田雅則准教授提供・共同

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