広告の書籍内容に疑念 朝日新聞朝刊で掲載

2019/11/15 12:04
保存
共有
印刷
その他

朝日新聞社は15日までに、朝刊で広告を掲載した書籍「イタリア人医師が発見した ガンの新しい治療法」について、治療法の発見者とされる「イタリア人医師」が、がん治療を巡ってイタリアで医療行為ができなくなったとする現地報道を確認したと発表した。この人物を医師として治療法を紹介することには疑念があるとしている。

朝日新聞社によると、同社は12、13日付朝刊で書籍広告を掲載。広告中に「重曹殺菌と真・抗酸化食事療法で多くのガンは自分で治せる」などの表現があり、SNS(交流サイト)で「科学的根拠がない」と指摘されていた。

同社が調べると、書籍を監修したとされる「イタリア人医師」は2003年にイタリア医学界から追放されたことが判明。主張は医学界では実証されておらず、危険な処置とされていた。その後、患者を死なせたとして禁錮刑も受けていた。

朝日新聞社広報部は「出版物の広告は、できる限りその表現を尊重していますが、掲載判断にあたっては、内容に応じて慎重なチェックに努めてまいります」とのコメントを発表した。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]