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豪州高額レースで連勝 関西馬、地力の高さ示す

2019/11/17 3:00
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関西馬がオーストラリアで躍動した。10月19日のコーフィールドカップ(G1、コーフィールド競馬場、芝2400メートル)でメールドグラース(牡4、栗東・清水久詞厩舎)が優勝。翌週26日のコックスプレート(G1、ムーニーバレー競馬場、芝2040メートル)ではリスグラシュー(牝5、栗東・矢作芳人厩舎)が勝ち、現地の高額賞金レースで連勝を飾った。

両レースともに豪州内でのステータスが高い。総賞金はいずれも500万豪ドル(約3億7千万円)に上る。世界的にみても高額だ。

リスグラシューはコックスプレートを勝った=共同

リスグラシューはコックスプレートを勝った=共同

メールドグラースは2019年に入って力をつけ、1月の条件戦から8月の小倉記念(G3)まで日本国内で5連勝。その勢いのままにコーフィールドCでG1初制覇を果たした。18頭中の17番枠という不利な外枠からのスタートで好位置を取れず、道中は後方からの競馬を余儀なくされた。それでも勝負どころから馬群のかなり外側を回って進出。最後の直線で一気に先頭に立って、そのまま押し切った。

コックスプレートのリスグラシューも後方から馬群の外側を回って進出し、最後の直線で先頭に立つ、メールドグラースと同じようなレース運びで優勝。両馬とも距離ロスの大きな競馬をしながらも楽に抜け出す完勝で、インパクトは大きかった。

リスグラシューは18年のエリザベス女王杯、19年6月の宝塚記念とG1で2勝を挙げており、「オーストラリアでも話題になっていた」(騎乗したダミアン・レーン騎手)。

一方のメールドグラースは連勝中の内容から地力の高さは明らかだったとはいえ、国内ではG3しか勝ったことがなかった。次戦のメルボルンカップ(11月5日、フレミントン競馬場、芝3200メートル)では6着に敗れ、その後、故障も発症した。だが、G1実績がなくても世界的な高額賞金レースで鮮烈な勝ち方ができた事実は、日本調教馬のレベルアップを改めて示した。

今年は日本調教馬の海外での活躍が目立つ。関西馬も、欧州などに長期遠征するディアドラ(牝5、栗東・橋田満厩舎)が英国でG1を勝った。

日本国内では海外競馬の馬券発売が16年秋に始まった。日本国内での売り上げに応じた手数料を海外の競馬主催者は手に入れられる。日本の売り上げは規模が大きく魅力的だ。ただ、日本調教馬の出走が見込まれるレースしか馬券は発売されない。そのため、日本での発売を実現しようと海外の主催者は日本調教馬の誘致に力を入れる。実力を付けた日本調教馬が海外で活躍するシーンは今後も見られそうだ。

(関根慶太郎)

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