初冠雪が確認された国立公園・大山(15日午前、鳥取県大山町)=共同
中国地方の最高峰、鳥取県の国立公園・大山(1729メートル)で15日、平年より14日遅い初冠雪が確認された。雪化粧した山頂は朝日を浴びて輝いていた。山にはブナやナラの紅葉が残り、美しい秋色の景色が広がった。
大山町役場によると、冷え込みが強まった14日、中腹の観光施設などから初雪の情報が寄せられたが、山頂付近は雲に覆われていた。15日朝は快晴で6合目あたりまで雪が確認できた。
平年より遅くなったことについて、担当者は「気温が高い日が多かったからではないか」と話した。
南壁と紅葉が望める鍵掛峠に夫と訪れた奈良市の主婦、山田加代子さん(70)は「大山に雪が降りそうだと聞き、夜通し運転して来た。朝日で雪がきれい。いい写真が撮れた」と感激していた。〔共同〕