ファーウェイ新スマホ、Android継続 背面カメラ4台

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2019/11/15 11:23
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ファーウェイが発表した「nova 5T」。Androidとグーグル製アプリを搭載している

ファーウェイが発表した「nova 5T」。Androidとグーグル製アプリを搭載している

日経クロステック

中国・華為技術(ファーウェイ)の日本法人、華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)は14日、SIMフリースマートフォン「nova(ノバ)5T」など年末商戦向けの新機種を発表した。併せて同社独自のアプリ開発・配信プラットフォーム「ファーウェイ・モバイル・サービス(HMS)」を対象とした日本におけるアプリ開発者コミュニティーの活動を強化する。

nova 5Tは背面に画角や解像度の異なる4種類のカメラを搭載。動画撮影中にメインの被写体以外の背景部分を人工知能(AI)で自動認識しモノクロ処理するといった機能を備える。基本ソフト(OS)は米グーグルのAndroid(アンドロイド)9.0をベースに同社が機能を拡張した「EMUI 9.1」を搭載した。

一般的なAndroid搭載スマホと同様、グーグル製のアプリもプリインストールし、グーグルのプレイストアからアプリをインストールできる。SoC(システム・オン・チップ)はファーウェイ傘下の半導体メーカー海思半導体(ハイシリコン)が開発した「Kirin(キリン)980」。価格はオープン、市場想定価格は5万4500円(税別)。発売日は11月29日。

■日本の開発者支援を強化

HMSはアプリ配信基盤などを含むファーウェイ独自のプラットフォーム。今後アプリ開発者コミュニティーの強化に向け、「日本語による開発支援」「開発したアプリの全世界におけるマーケティング支援」「クラウドサーバーの無料提供」などを順次実施する。12月には開発者大会を東京で開催する計画という。

ファーウェイ・ジャパンの呉波ファーウェイデバイス日本・韓国リージョンプレジデントは「開発者はHMSを通じてアプリを全世界の170カ国・地域に提供できる。既にHMSを通じて数百万ダウンロードを実現したアプリも複数ある。そうしたプラットフォームを日本人開発者に知っていただくため、日本語でのサポートを強化する」と語り、広範囲にアプリを配布できるプラットフォームであるとアピールした。

ファーウェイの呉プレジデント

ファーウェイの呉プレジデント

同社を巡っては米国政府による制裁リストへの登録が続き、Androidやグーグル製アプリを搭載したスマホの新規開発を継続できるか、難しい局面になっている。

呉プレジデントは「当社はグーグルと良好な関係を続けており、Androidとグーグル・モバイル・サービス(GMS)を優先的に使っていく方針は変わらない。しかし米国政府がそれを許さなくなるという最悪のケースとなったときは我々のエコシステムを活用していくし、当社には自力でHMSのエコシステムをつくり上げていく能力がある」とコメント。制裁がさらに強化されてもスマホ事業を継続できるよう、グーグルに依存しない独自のプラットフォームを強化しておく姿勢を示した。

(日経 xTECH/日経コンピュータ 金子寛人)

[日経 xTECH 2019年11月14日掲載]

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