小1殺害15年を前に集会 通った奈良の学校、命考え

2019/11/15 10:37 (2019/11/15 11:42更新)
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奈良県で2004年に小学1年の有山楓(かえで)ちゃん(当時7)が誘拐、殺害された事件の発生から17日で15年となるのを前に、楓ちゃんが通った奈良市立富雄北小で15日、児童の安全や命の大切さを考える全校集会が開かれた。

亡くなった有山楓ちゃんが通っていた、奈良市立富雄北小で開かれた児童の安全や命の大切さを考える全校集会(15日午前、代表撮影)=共同

事件の記憶を受け継ぎ、子どもたちが同様の悲劇に巻き込まれないようにするため、同小が毎年実施している。600人近くの児童が午前8時半ごろ、体育館に集合。事件を受けて集団登下校を始めたことを説明し「見守られていることを当たり前と思わず、感謝の気持ちを持ち続けて」と語る後藤誠司校長(56)を前に、安全に行動することを誓った。

同小は集会後、命の重みなどについて学ぶ非公開の授業を、各教室で実施した。

学校や地域住民の代表者らは、楓ちゃんの遺体が見つかった同県平群町の現場で献花し、追悼の祈りをささげた。線香を上げた富雄地区自治連合会の残田征紀会長(76)は「楓ちゃんのことを忘れない。安全な地域をつくりたい」と決意を新たにした。〔共同〕

奈良の小1女児誘拐殺人事件 2004年11月17日、当時7歳だった奈良市立富雄北小1年の有山楓ちゃんが下校途中に行方不明になり、奈良県平群町で翌日、遺体で見つかった。県警が同年12月に元新聞販売店員の小林薫元死刑囚を逮捕し、奈良地裁は06年9月に死刑を言い渡した。弁護側の控訴を本人が取り下げ、刑が確定した。本人は再審請求したが、最高裁は特別抗告を棄却。13年2月に刑が執行された。
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