米下院議長「トランプ氏が贈収賄」 ウクライナ疑惑で

2019/11/15 3:49
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【ワシントン=中村亮】米野党・民主党のペロシ下院議長は14日の記者会見で、トランプ大統領がウクライナ疑惑をめぐり贈収賄(bribery)行為をしたとの認識を示した。合衆国憲法は大統領弾劾の根拠として贈収賄行為を明示している。ペロシ氏の発言は民主党がトランプ氏の弾劾訴追に傾いていることを示す。

米野党・民主党のペロシ下院議長はトランプ大統領の言動はウォーターゲート事件をきっかけに辞任したニクソン元大統領よりも深刻だと指摘した(14日、ワシントン)=AP

13日のウクライナ疑惑に関する公聴会で、外交官はトランプ氏の側近が軍事支援の見返りにバイデン前副大統領の不正調査をウクライナ政府に求めたと説明した。ペロシ氏は軍事支援を「賄賂」とみなし、政権が2020年の大統領選で有利になる情報を引き出そうとしたと主張。公聴会は「贈収賄を裏付けた」と語った。

ペロシ氏は1970年代前半のウォーターゲート事件をきっかけに辞任したニクソン元大統領とトランプ氏を比較。「ニクソン氏の行為が本当に小さなものに見えてくる」と指摘し、ウクライナ疑惑をめぐるトランプ氏の言動に強い懸念を示した。ただ現時点ではトランプ氏の弾劾訴追を決めておらず、公聴会での証言を踏まえ判断するとした。

民主党はトランプ氏の弾劾訴追の証拠を集めるため来週も公聴会を開き、計11人の外交官などから証言を聞く。トランプ氏はウクライナをめぐる不正疑惑を一貫して否定している。

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