印ボーダフォン・アイデア、最終赤字7800億円
7~9月 四半期ベースで印企業最大の赤字

アジアBiz
2019/11/15 2:31
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【ムンバイ=早川麗】インド携帯通信最大手のボーダフォン・アイデアが14日発表した2019年7~9月期の連結決算は、最終損益が5092億ルピー(約7800億円)の赤字だった。通信事業者が政府に支払う免許料や電波利用料の計算方法を巡り、印最高裁判所が10月に下した判断で巨額の支払いを求められる可能性が浮上。引当金など約2600億ルピーの特別損失を計上したのが響いた。

18年夏に統合して誕生したボーダフォン・アイデアは巨額の赤字を計上した(17年、ムンバイ)=ロイター

前年同期は497億ルピーの赤字だった。特別損失に加え、減価償却費や税負担の増加が重なり、インド企業として四半期ベースで過去最大の赤字を計上した。

通信事業者は「総収入」の一定割合を免許料や通信利用料として政府に払う義務があるが、総収入の定義を巡り、非通信事業を含むか否かが議論されていた。地元メディアによると、定義を巡る議論は05年に始まり、10月に最高裁が判断を下し、非通信事業も含むとの定義を支持した。

これにより、通信事業者は過去に遡って政府に巨額の追加支払いが発生する可能性が高まった。同業のバルティ・エアテルも14日、同様の引当金などで2200億ルピー規模の特別損失を計上し、19年7~9月期は2304億ルピーの最終赤字になったと発表した。16年に参入した大手財閥傘下のリライアンス・ジオ・インフォコムは支払額が少ないという。

一方、ボーダフォン・アイデアの売上高は1084億ルピーと前年同期比41%増えた。同社は18年8月に英ボーダフォン・グループのインド法人と印通信大手アイデア・セルラーが統合した。前年同期は統合後の売上高が1カ月分しかないため、単純比較は難しい。直近の4~6月期に比べると4%の減収だった。9月末の契約者数は約3億1100万人と前年同月末に比べ26%減るなど顧客が流出している。

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