香港、衝突で70歳男性死亡 日本人留学生に帰国の動き

香港デモ
2019/11/15 2:31
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【香港=共同】香港で13日午後から14日未明にかけてデモ参加者らと警察が衝突し、頭にれんがが当たった男性(70)が死亡し、少年(15)が重体となった。14日には香港全域の活動まひを狙いとした交通妨害や抗議活動が続き、小中高校は全校休校に。社会の混迷が一層深まる中、政府が夜間外出禁止令を出すのではないかとの観測も出ている。日本人留学生の間には危険を感じて、日本に帰国する動きも出てきた。

警官隊の侵入を防ごうと、香港理工大近くの道に積み上げられたれんが(14日、香港)=共同

香港メディアによると、少年は警察が撃った催涙弾に当たった疑いがある。頭蓋骨が折れ、病院で治療を受けている。林鄭月娥行政長官は13日深夜、悪化する情勢への対応策を協議するため、高官を集めた緊急会議を開催した。24日の区議会(地方議会)議員選挙の延期の是非も協議されたという。

中国の習近平国家主席は14日、新興5カ国(BRICS)首脳会議で、香港の抗議デモについて「暴力的な犯罪行為が起きており、香港の繁栄と安定を深刻に破壊している」と強く非難した。中国メディアが伝えた。

香港の日本総領事館によると、日本人留学生は数百人程度とみられる。学生らの帰国希望を受け、総領事館では香港中文大などへ職員を派遣し、空港へのシャトルバス乗り場までの車を手配するなど支援をした。既に複数の学生が帰国の途に就いているという。

香港警察によると、14日は九竜地区の香港理工大付近で「暴徒」が警官に弓矢を放つなどして攻撃、警官隊は催涙弾で対抗した。

金融街セントラル(中環)では、ランチタイムにワイシャツ姿の会社員らによる抗議集会も開かれ「警察は即刻解散せよ」「香港人よ、報復せよ」と叫んだ。

一方、混乱を受けて小中高校など全校が14日から17日まで休校に。日本人学校も14、15日の2日間休校となった。大学も多くが授業を停止しており、14日は名門、香港大も休校を発表した。

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