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日本代表、抜け目なく2得点 光った永井の献身

2019/11/14 23:55 (2019/11/15 9:54更新)
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【ビシケク=岸名章友】サッカーの2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア2次予選F組で14日、日本は敵地ビシケクでキルギスを2-0で下し、4連勝で勝ち点12として首位を守った。

国際サッカー連盟(FIFA)ランキング28位の日本は、同94位のキルギスに押し込まれる場面もあったが、41分に南野(ザルツブルク)の予選4試合連続ゴールとなるPKで先制。後半にも原口(ハノーバー)の直接FKで加点した。

日本は年内の予選を終了し、来年の初戦は3月26日のミャンマー戦となる。

日本―キルギス 前半、W杯予選4試合連続ゴールとなる、先制のPKを決める南野=共同

日本―キルギス 前半、W杯予選4試合連続ゴールとなる、先制のPKを決める南野=共同

10月のタジキスタン戦の繰り返しで、日本は立ち上がりに相手の攻勢にたじろいだ。平たんとは言い難いピッチの影響もあっただろう。いかにもボールがつなぎづらそうで、相手の網をくぐり抜けるのに手を焼いた。キルギスが中盤に人手を割いたこともあり、攻めをはね返してもセカンドボールを拾えなかった。

「(こぼれ球が)相手に渡ることが多くて。前回もそうですが……。後方からのパス出しも単調になって、なかなか(崩しで)違いを出せなかったかなと」。吉田はやや反省気味に話す。

「キルギスは中盤に頑張り屋がいて、走って戦って技術のあるFWへつないでくる」。GK権田が見立てた通りの攻めをもろに浴び、32分には防衛線を破られて決定機をつくられた。権田がじれることなく、好セーブでかき出してくれなければ、どう転んだか分からない。

日本―キルギス 前半、攻め込む永井(右)=共同

日本―キルギス 前半、攻め込む永井(右)=共同

ただし時間の経過とともに、良くないなりにも攻め手を工夫していったとみえる。「ピッチのなかは『こうあるべき』という理想ばかりじゃない。やっている僕ら自身が、この状況では何が必要かと判断していかないと」と柴崎は戦前に語っていた。前半の終盤にPKを呼び込んだのは、足元でつなぐというよりは、FW南野をスペースへ走らせようという趣旨の縦パス。これが南野の転倒を誘発している。

そして思うに任せない流れの時間帯に、最前線で奮闘した永井の頑張りが見逃せない。DFの苦し紛れのロングキックに追い付いてパスに変えてくれた。駆けずり回りDFへ圧力をかけ、チームが息をつく時間をつくってくれた。陰ながらその功たるや大きい。

日本―キルギス 後半、FKで2点目を決め、酒井(19)らと喜ぶ原口(手前左から2人目)=共同

日本―キルギス 後半、FKで2点目を決め、酒井(19)らと喜ぶ原口(手前左から2人目)=共同

6月以来のスタメンだった原口はFKで追加点。守備への切り替え時に手抜きせずスプリントしてくれる原口の貢献も地味ながら小さくなく、2人のチョイスが当たっていたといえる。

「内容はともかく」と前置きしたうえで森保監督は語る。「選手が我慢強く、粘り強く戦ってくれた。前線の選手が(守備で)圧力をかけてくれて、守備陣が助かった」

危なっかしさも目に付くのだが、その危なっかしさを致命傷にはさせず、終わってみれば力の差通りのスコア。このチームの抜け目なさ、底力を思わせる勝利だった。

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