百貨店の大沼(山形市)は15日から3日間、初のキャッシュバックキャンペーンを実施する。期間中1万円購入ごとに500円の買い物券を進呈する。10月以降、消費増税の反動減に加えて、週末の台風で売り上げが減少。再来店を促しテコ入れを図る。
期間中のレシートは合算可能で、12月から1月末まで利用可能な買い物券を提供する。9月後半はアパレルなどで増収となったが、10月は売り上げ増を見込んだ特別招待会時に台風も直撃した。期間中は前年比3割増収を目指し、年末年始の集客にもつなげる。
現在、経営再建中で地元スポンサー企業からの資金で運転資金は確保しているというが、「今後は売り場構成を見直し、魅力を高める」(長沢光洋代表取締役)という。