T&Dホールディングスが14日発表した2019年4~9月期の連結決算は、売上高に相当する保険料等収入は前年同期比2%増の8752億円だった。T&Dフィナンシャル生命保険の一時払い商品の販売が好調だった。本業のもうけを示す基礎利益は4%増の855億円だった。
大同生命保険が主力とする経営者向け保険が販売停止となった影響で、新契約年換算保険料は37%減の481億円に落ち込んだ。
国税庁は過度な節税が問題になっていた経営者保険の税制を見直し、大同生命は7月に新ルールに対応した商品を発売した。大同生命の森中哉也専務は「新商品の販売は計画以上」と評価しつつも、今期の経営者保険の販売は前年の5割程度にどどまるとの見通しを示した。