日本が2004年アテネ五輪で獲得した金メダルは1964年東京五輪と並ぶ過去最多の16個。その最後は陸上男子ハンマー投げの室伏広治が締めくくったが、悲願の金メダルは帰国後に日本で受け取った。
決勝の6投目に82メートル91まで伸ばした室伏は28センチ及ばずアドリアン・アヌシュ(ハンガリー)に敗れた。一度は銀メダルを首にかけたが、アヌシュにドーピング疑惑が浮上する。競技前と後の尿検体が別人のものだったことが明らかになり、大会最終日に失格処分。日本の陸上男子では68年ぶりの金メダルへと繰り上がった。
「真実の母オリンピアよ あなたの子供達が競技で勝利を勝ちえた時 永遠の栄誉(黄金)をあたえよ それを証明できるのは真実の母オリンピア」
記者会見ではメダルの裏に刻まれた古代ギリシャ詩人ピンダロスの詩を紹介、「金メダルよりも真実の中で試合が行われることがどれだけ大切か感じている」と語った。その競技人生はドーピングとの戦いでもあった。
女子バスケットボールが五輪で初めて実施されたのは1976年モントリオール大会。それ以来の出場となった96年アトランタ大会で、女子日本代表は7位入賞を果たした。なかでも敗れはしたものの、準々決勝の米国
己との戦いに挑んでは、高々と掲げられたバーの上を越え続けた。陸上女子棒高跳びのエレーナ・イシンバエワ(ロシア)は屋外、室内合わせ28回の世界記録を更新。2大会連続金メダルに輝いた五輪でのパフォーマン
日本が2004年アテネ五輪で獲得した金メダルは1964年東京五輪と並ぶ過去最多の16個。その最後は陸上男子ハンマー投げの室伏広治が締めくくったが、悲願の金メダルは帰国後に日本で受け取った。
決勝の6