アイカーン氏、ゼロックス・HP統合を支援 米報道

エレクトロニクス
2019/11/14 14:45
保存
共有
印刷
その他

【ニューヨーク=中山修志】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は13日、米事務機器大手ゼロックスの大株主で「物言う投資家」として知られるカール・アイカーン氏が、ゼロックスと米パソコン・プリンター大手HPの経営統合を後押ししていると報じた。同氏はHP株の4%超を取得したという。

アイカーン氏はHPへの投資も明らかにした=ロイター

同紙によると、アイカーン氏は4月から8月にかけてHP株4.24%、13日終値ベースで約12億ドル(約1300億円)相当を取得した。同氏はゼロックス株の10.6%を保有しているが、「HP株の購入時はゼロックスとの統合は考慮していなかった」と話している。

ゼロックスは今月初旬にHPに対し総額3兆円超での買収を提案した。HPはゼロックスから買収の提案があったことを6日に認め、「すべての株主の利益のために熟考する」とコメントした。

アイカーン氏はゼロックスとHPが統合すれば「相乗効果は大きい」と評価する一方で、「統合の手法にはこだわらない」とも述べた。市場関係者の間では事業規模や時価総額で劣るゼロックスによる買収よりも、HPがゼロックスを買収する方が合理的だとの指摘もある。

アイカーン氏は富士フイルムホールディングス(HD)によるゼロックス買収に反対し、計画を撤回に追い込んだ。ゼロックスは8日に富士ゼロックス株を売却し、富士フイルムHDとの資本関係を解消した。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]