首相、ミクロネシア大統領と会談 財政支援強化を確認
安倍晋三首相は14日、ミクロネシア連邦のパニュエロ大統領と首相官邸で会談し、持続可能な社会開発に向けて財政支援を強化していくと確認した。2023年に終了する可能性がある米国によるミクロネシアへの財政支援では、日本から米国に支援強化を働きかける考えも示した。
首相は会談後の共同記者発表で、日米が主導する「自由で開かれたインド太平洋」構想に関し「実現に向けた決意を伝えた」と強調した。経済支援をテコにした中国の南太平洋諸国への外交攻勢が念頭にある。
パニュエロ氏は北朝鮮情勢について「あらゆる側面で日本の政策を支持する」と述べた。両首脳は太平洋戦争で激戦地となったミクロネシアとの戦没者遺骨収集の事業について引き続き協力していくことで一致した。