対米で結束呼びかけ 習氏、BRICS首脳会合前に

2019/11/14 13:13
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【北京=羽田野主】中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は13日、ブラジルの首都ブラジリアで講演し「経済のグローバル化が逆風にさらされている」と発言した。「保護主義や覇権主義の動きが出ており、世界経済に下押し圧力がかかっている」とも話した。「米国第一主義」を掲げるトランプ米政権を念頭に批判した形だ。

中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席

中国国営の新華社が伝えた。習氏は13日に開幕するブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)首脳会議に先立ち、関連のフォーラムで発言した。

習氏は「中国経済は長期にわたって良い傾向にある状況は変わらない」と主張。「中国はこれからさらに市場を開放し、輸入を増やす」とも強調した。経済分野での連携を旗げ、対米国で関係国に結束を呼びかける狙いがある。

習氏は現地でインドのモディ首相と会談した。習氏は「インドが品質の優れた商品の輸出を積極的に増やすのを歓迎する」と表明。お互いに貿易や投資の規模を拡大させるように呼びかけた。インドの医薬品企業とIT企業の中国への投資を促していく考えも示した。

習氏は10月にインドを訪問してモディ氏と会談したばかり。中国はインドとカシミール地方の領有権を巡る問題を棚上げして、経済面で結びつきを深める戦略を描いている。米国との対立長期化を見越してインドを引き寄せておきたい考えだ。

習氏は13日にロシアのプーチン大統領とも会談した。習氏は「単独主義や他国に干渉する動きに反対していこう」と呼びかけた。プーチン氏は「ロシアと中国の関係は盤石だ。いかなる外部勢力の影響も受けない」と応じたという。

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