ブラジル大統領、習氏と会談 経済協力拡大で合意

中南米
2019/11/14 1:39
保存
共有
印刷
その他

【ブラジリア=外山尚之】ブラジルのボルソナロ大統領と中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は13日、ブラジルの首都ブラジリアで会談し、貿易分野などでの協力拡大で合意した。かつて中国への警戒論を公然と唱えていたボルソナロ氏だが、「我々は貿易関係を拡大し、多様化したい」と述べ、経済協力を進めていく姿勢を示した。

中国の習近平国家主席(左)と握手するブラジルのボルソナロ大統領(13日、ブラジリア)

会談は13日に開幕するブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)首脳会議に先立ち開かれた。ボルソナロ氏が「中国はブラジルの将来の一部になっている」と呼びかけ、習氏が「中国とブラジルの友情は正しい方向へ向かっている」と応じた。

1月に就任したボルソナロ氏はこれまで「中国はブラジルを買収しようとしている」と述べるなど、中国警戒論を公言していた。6月に大阪であった20カ国・地域首脳会議(G20サミット)では習氏が遅刻したことに腹を立て、首脳会談をキャンセルしたと報じられている。

一方、ブラジル経済が低迷し貿易や投資で中国への依存を深める中、ボルソナロ氏は10月に訪中するなど、中国に接近している。中国も6日に実施されたブラジルの深海油田「プレサル」の入札に外国勢として唯一参加したほか、ブラジル産の農畜産物の輸入拡大を約束するなど、経済面でブラジルの取り込みに動いている。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]