ポラスグループ、女性・高齢者向けマンション参入

2019/11/13 19:46
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ポラスグループの中央住宅(埼玉県越谷市)は、単身者向けコンパクトマンション開発に乗り出す。新ブランド「ルピアシェリール」を立ち上げ女性目線で開発した物件を発売したほか、シニア向けマンションの開発も検討する。女性の社会進出や高齢単身世帯の増加に合わせ、首都圏を中心に販売を強化し、分譲マンション事業の核の一つに育てる。

シューズクロークにはブーツやゴルフバッグなどもすっきり収納できる。

都営新宿線・菊川駅から徒歩2分の立地にあり、女性の暮らしやすさを追求した「ルピアシェリール森下」(東京・江東、14階建て全39戸)が9月に完成した。1戸あたり34~36平方メートルの1LDKで、販売価格は3690万円から4310万円。これまで30代を中心に会社員や公務員に販売した。

女性社員が企画し、働く女性の暮らしやすさを考えて設計した。ウオークインクローゼットは洋服の丈に合わせ棚の高さを動かせるようにし、下部スペースを有効活用できるようにした。洗面化粧台にはドライヤーやヘアアイロンをかけるフックを付けて整頓しやすいよう配慮。化粧道具を収納する小物入れも備えた。リビングの壁紙は5種類の中から2種まで選べ、好みに合わせたデザインにできる。

来春にも第2弾となる「ルピアシェリール」をJR南浦和駅周辺で販売する。女性の暮らしやすい物件だけでなく、シニア向けのコンパクトマンションの事業化も検討中だ。

首都圏で単身世帯が増加傾向であることから、専有面積が30~50平方メートルのコンパクトマンションに成長の余地があるとみて参入を決めた。不動産経済研究所によると、2018年の首都圏のコンパクトマンション発売戸数は3237戸で4年連続で増えている。

同社はこれまで駅から徒歩10分前後の場所で戸建て分譲住宅を中心に販売してきた。今後は需要が高まっている駅から徒歩数分圏内のコンパクトマンションの開発も強化する。

中央住宅の19年3月期の売上高は776億円。20年3月期の分譲マンション事業の売上高は17年3月期に比べ9割増の150億円になる見通しだ。「分譲マンション事業の5年後の売上高は200億円を目指しており、その2割近くをコンパクトマンションで占めたい」(金児正治取締役)としている。

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