自社の野菜くずで発電 フジの総菜子会社

中国・四国
2019/11/13 18:06
保存
共有
印刷
その他

スーパーのフジの総菜子会社、フジデリカ・クオリティ(松山市)は自社工場の野菜くずなどを活用したバイオマス発電を始める。本社敷地内に約2億4000万円投じて設備を導入、12月に稼働を始める予定だ。自社で発生する廃棄物を活用したバイオマス発電は、中国・四国の民間企業で初めてといい「環境負荷の低減を目指す」としている。

スーパーのフジが運営する「フジグラン松山」(松山市)

従来は産業廃棄物として処理していた野菜や果物のくずを破砕し、発酵させた後、メタンガスを燃やして発電する仕組みを設けた。工場から出る年間1550トンの食品廃棄物の全量を活用し、二酸化炭素(CO2)排出量を年約460トン削減する。

年間発電量は一般家庭約60世帯分の消費量に相当する、27万6000キロワット時を見込む。電力は固定価格買い取り制度(FIT)により、グループ会社を通じて四国電力に1月から販売予定だ。

共働き世帯の増加などで近年、総菜市場は拡大している。製造量の増加に伴い、キャベツの芯などフジデリカ・クオリティの廃棄物も増加傾向にあるという。

また、同社は総菜向けの野菜や果物、サラダの加工場と、障害者雇用支援のための特例子会社フジ・ハートデリカ(松山市)の加工場を松山市内の本社に集約した。設備の刷新などにより、加工能力を1割増強。鮮度や生産性の向上が期待できるという。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]